仕事中に血圧が高いときの飲み物は、水やカフェインを含まない無糖の飲み物が基本です。ただし、飲み物だけで血圧をすぐに下げることはできません。まず作業を止めて安静にし、正しい方法で測り直してください。
血圧が高いときに向いている飲み物
| 飲み物 | 選び方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 水 | 常温または飲みやすい温度のもの | 一度に大量ではなく、少しずつ飲む |
| カフェインを含まないお茶 | 麦茶、ルイボスティーなどの無糖タイプ | 商品によって成分が異なるため表示を確認する |
| 白湯 | 無糖で、熱すぎないもの | 血圧を下げる飲み物ではない |
仕事中の水分補給には、糖分やカフェインを含まない水やお茶が使いやすいでしょう。のどが渇いていなくても、少量ずつ飲む方法が適しています。
血圧が高いときに控えたい飲み物
コーヒーやエナジードリンク
コーヒー、濃いお茶、栄養ドリンク、エナジードリンクなどにはカフェインが含まれることがあります。カフェインは一時的に血圧を上げることがあるため、血圧が高く出ているときは追加で飲むのを控え、測定前もしばらく避けるとよいでしょう。
エナジードリンクは、カフェインだけでなく糖分などを含む商品もあります。商品ごとに成分が異なるため、「血圧対策になる飲み物」と考えて習慣的に飲むのは避けてください。
アルコール
酒類は、血圧が高いときの水分補給にはなりません。勤務中に飲酒することはもちろん、血圧を下げる目的で飲むことも避けてください。
糖分の多い飲み物や塩分を含む飲み物
清涼飲料水、加糖のコーヒー飲料、ジュースなどを多く飲むと、糖分のとり過ぎにつながります。また、スポーツドリンクや経口補水液には、商品によって糖分や電解質が含まれています。
発汗や下痢などがなく、医療者から指示を受けていない場合は、経口補水液を普段の水分補給として飲み続ける必要はありません。塩分制限を指示されている人は、飲み物の成分表示も確認してください。
仕事中に血圧が高く出たときの対応
血圧は、緊張、急いだ直後、会話、喫煙、カフェイン摂取、睡眠不足などで一時的に高くなることがあります。1回の数値だけで判断せず、次の手順で測り直します。
- 作業や会話を止め、背もたれのある椅子に座って数分間安静にする。
- 足を組まず、腕を心臓の高さに置く。
- 水などを少しずつ飲み、喫煙やカフェインの追加摂取を避ける。
- 同じ腕で、説明書に沿って血圧をもう一度測る。
- 高い状態が続く場合は、測定値と測定時刻を記録し、職場の上司や産業医、かかりつけ医に相談する。
血圧が高いからといって、自己判断で薬を追加したり、処方薬を中止したりしないでください。服薬中の人は、薬の飲み方について医師または薬剤師に確認します。
すぐに医療機関へ相談したほうがよい場合
血圧が非常に高い状態に加えて、胸の痛み、息苦しさ、強い頭痛、意識がぼんやりする、ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない、視界の異常などがある場合は、飲み物で様子を見ないでください。救急車を呼ぶ必要がある可能性があります。
症状がなくても、安静にして測り直しても上の血圧が180mmHg以上、または下の血圧が120mmHg以上になる場合は、早めに医療機関へ連絡して指示を受けてください。数値の判断は、普段の血圧、治療中の病気、服薬状況によっても変わります。
水分量に制限がある人は注意
心臓や腎臓の病気がある人、むくみやすい人、医師から水分量を制限されている人は、自己判断で水を多く飲まないでください。決められた水分量や飲み物の種類を、主治医の指示に従って調整します。
仕事中に血圧が高いときは、まず水やカフェインを含まない無糖のお茶を少量ずつ選び、安静にして測り直すことが基本です。高い状態が繰り返す場合や症状がある場合は、飲み物で下げようとせず、医療機関へ相談してください。







