青汁は高血圧の人がどのくらい飲んでもよい?

青汁は高血圧の人がどのくらい飲んでもよい?

高血圧の人が青汁を飲む量は、商品に表示された1日の目安量を上限の目安にし、自己判断で増やさないのが基本です。青汁に高血圧を治す効果があるわけではなく、薬の代わりにもなりません。

ただし、腎臓の状態や服用中の薬によっては、青汁に含まれるカリウムやビタミンKが問題になることがあります。腎臓病がある人、血圧の薬や利尿薬などを飲んでいる人は、飲み始める前に医師や薬剤師へ確認してください。

高血圧の人が青汁を飲む量の目安

まずは、パッケージに記載された「1日○袋」「1日○杯」などの目安量どおりに飲みます。商品ごとに原材料や栄養成分が違うため、青汁全体に共通する適量を「何杯まで」と一律には決められません。

  • 表示が1日1包なら、基本は1日1包まで
  • 表示量を超えて飲むことを、血圧対策のために習慣にしない
  • 複数の青汁や野菜ジュースを重ねて飲む場合は、成分の合計を確認する
  • 医師から個別の指示がある場合は、その指示を優先する

「野菜由来だから多く飲んでもよい」とは限りません。粉末タイプや濃縮タイプは、少ない量に成分が集まっている場合があるため、商品の表示量を確認することが大切です。

青汁を選ぶときは塩分・糖分・カリウムを確認する

高血圧の人は、青汁の量だけでなく、1回分に含まれる栄養成分も確認しましょう。特に、次の3点を見ます。

確認する成分 確認する理由
食塩相当量 商品によっては、味付けのために食塩を含むことがあるため
糖質・糖類 飲みやすくするために糖類などを加えている商品があるため
カリウム 腎臓の機能や薬の種類によっては、摂取量に注意が必要なため

高血圧対策を目的にするなら、食塩相当量が多くない商品を選び、甘味料や糖類が加えられている場合はその量も確認します。ただし、栄養成分が少ない商品がすべての人に適するとは限りません。

青汁のカリウムに注意が必要な人

腎臓病がある人や、血液検査でカリウム値を指摘されている人は、青汁を飲む前に医師へ確認してください。青汁に含まれるカリウムが、食事全体や治療内容によっては摂取量の調整対象になることがあります。

次のような場合も、自己判断で飲む量を増やさないでください。

  • 腎機能が低下している、または透析を受けている
  • カリウム制限を指示されている
  • カリウムを含む薬やサプリメントを使っている
  • 血圧の薬、利尿薬などを服用している
  • 複数の健康食品や野菜ジュースを利用している

薬によっては、カリウムや血圧に関わる影響を確認する必要があります。薬の名前が分からない場合でも、青汁の商品名や栄養成分表示を薬剤師に見せると確認しやすくなります。

ワルファリンを服用している場合はビタミンKも確認する

青汁には、原材料によってビタミンKが含まれることがあります。ワルファリンを服用している人は、ビタミンKの摂取量が治療に影響する可能性があるため、青汁を飲み始めたり、量を増やしたりする前に主治医へ相談してください。

これは高血圧そのものではなく、服用薬との関係による注意点です。薬を飲んでいる人は、青汁を「食品だから問題ない」と判断せず、商品名と飲む量を伝えて確認しましょう。

高血圧の薬を青汁で飲んでもよい?

薬は、原則として水または医師・薬剤師から指定された飲み物で飲みます。青汁で薬を流し込んだり、薬を飲むための水分を青汁で代用したりするのは避けてください。

青汁と薬を一緒に飲んでよいかは、薬の種類や青汁の原材料によって変わります。薬を服用中なら、青汁を飲む時間をずらせばよいと自己判断せず、具体的な薬の名前を伝えて確認することが必要です。

青汁は高血圧の治療の代わりにはならない

青汁は、野菜を補う目的で利用する食品です。飲んだからといって血圧が下がるとは限らず、降圧薬の中止や減量につなげてはいけません。

血圧管理では、青汁の量よりも、日常の食塩摂取量、体重、運動、飲酒、睡眠、処方薬の継続などを全体で見直すことが重要です。青汁を飲む場合も、食事の代わりにするのではなく、表示量を守って補助的に利用します。

飲み始める前に確認すること

  1. 商品のパッケージで、1日の目安量を確認する
  2. 食塩相当量、糖質・糖類、カリウム、ビタミンKの表示を確認する
  3. 腎臓病、カリウム制限、服用薬がある場合は、商品名と成分表示を医師や薬剤師に見せる
  4. 最初は表示量を超えず、体調の変化がないか確認する
  5. 血圧の薬を自己判断で中止したり、青汁で代用したりしない

腹痛や下痢などの体調変化が続く場合は、いったん中止して医療機関や薬剤師に相談してください。

高血圧の人の青汁は、まず商品の1日目安量までにとどめ、増量しないことが基本です。腎臓病がある人、カリウム制限を受けている人、薬を服用している人は、飲む前に商品名と成分表示を見せて確認しましょう。